【写真(上から)】
◎アダテペ・オリーブオイルミュージアム入り口:
ミュージアムは、以前はオリーブ石鹸の工場だった建物を再利用したもの。今でも、1階の隅には、大きな石鹸がまが残されています。赤いレンガが美しい建物です。建物の背後には、小さなオリーブ畑があり、様々な品種のオリーブの木を見られます。春夏は、観光客でにぎわい、特に夏は、アダテペ村でオリーブの歴史や、環境保護についてのサマースクールが開かれますが、冬は、ミュージアムの1階ではオリーブオイル作りが、オリーブ畑の中では、オリーブ石鹸作りが行われます。
◎オリーブの木とオリーブの実:
オリーブの古木に、たっぷり実るオリーブの実。あまりに沢山なので、枝が枝垂れてしまっていました。
◎オリーブオイルをあつめる:
アダテペのエクストラバージンオリーブオイルは、果実ペーストを搾った果汁の上に自然に浮き上がるオイルだけを薄いステンレスの皿状の器で集めるもっとも伝統的で手間がかかる方法でつくったものです。集めたオイルを更に大きなタンクに密閉保管し、果実の欠片などを濾過、あわい緑がかった透明な金色のオリーブオイルができあがります。
◎オイルのクオリティコントロール:
オイルの品質チェックをしている、ミュージアム創設者の一人、マームットさん。オリーブの自然栽培について造詣が深いばかりでなく、オリーブの歴史について本を出してしまうほど、オリーブを愛する人です。
◎樹齢数百年のオリーブの巨木:
オリーブの木は枝の剪定を丁寧に行えば、数百年を生きる事ができます。この木も何世代にもわたって大切にされて来た一本。
オリーブの木は歳を経るほどに、幹が螺旋状にねじれるように育って行きます。個の木も、おおきくうねり、その表情が樹皮にあらわれています。剪定された枝も無駄にされる事はありません。太い部分は、木工品の材料に。細い部分は、石鹸作りの焚付けに使われます。
◎イダ山の豊かな水(5、6、7枚目):
秋から冬にかけての地中海沿岸は、比較的雨が多い季節。この頃のイダ山は冷え込む事が多く、時には雪が降る事もあります。冬、山は腐葉土や苔、土にたっぷり水を含み、春の芽生えの季節、その恵みを一斉に植物たちに与えます 。
一番下の写真の小さな葉は野生のセージ。イダ山は、セージやオレガノ、サフランなど野生のハーブが多く群生する場所でもあります。イダ山のセージティは、アダテペ周辺のカフェでは必ず出てくるメニューです。
◎金鉱採掘反対を呼びかけるバナー(一番下):
「オリーブこそ、イダ山の本当の黄金です。山の大地を傷つけないで!」という意味の垂れ幕が、アダテペを中心に、イダ山周辺の村にかけられています。金鉱山の採掘は、一時の仕事と利益をもたらしても、金が尽きれば、景観の破壊、廃液や山を削ることでおこる、汚染や災害の危機しか残らない。本当の持続的な経済の安定、より人間的な豊かさのある生活を獲得することこそ、最も大切なことだと、オリーブミュージアムは呼びかけています。
たれ幕だけではなく、環境保護の集会や雑誌での情報発信などを通して、金鉱採掘の反対を続けています。
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