オリーブ石鹸の定番:アレッポの石鹸 
オリーブの原産地はシリア地方だといわれています。ローマの勢力がシリアまで達した時、オリーブの木はローマへと運ばれましたが、それを遥かにさかのぼること3000年前、シュメール時代の粘土板には既に石鹸の製法が記されているのです。
石鹸の発祥の地、シリアには、数千年の歴史を超えて、今なお石鹸作りの伝統が息づいています。

その中でも、アデル・ファンサ社はそんな伝統ある石鹸の代表的なメーカで、オリーブが収穫される10月にあわせて、年一回だけ作られています。

     

成分
  成分はとてもベーシック:
オリーブオイルとローレルオイル、水、苛性ソーダ。それだけです。

アレッポの石鹸の特徴

 

クッキングされ、味見される石鹸:
古くからの伝統的な手法を頑固に守り抜き、釜で三昼夜もの間、熱を加えながらじっくりと練り上げられ、オリーブオイルはゆっくりと石鹸へと変化していきます。
シリアではこの工程を「クッキング」 と呼び、時には味を見るように口に含み、料理をこしらえるように丹精込めて作り上げられるのです。

自然の素材が生かされています:
もちろん、添加剤や合成の香料は含みません。
使われるオイルも、高温圧搾され、クロロフィルがたっぷりと溶け出した深いグリーンのピュアなオリーブオイルです。 ですので、飴色の内側にある翡翠のように鮮やかなグリーンは天然の植物の葉緑素の色なのです。

風と時間に育てられます:
出来上がった石鹸は風が心地よく流れる室内で自然乾燥されます。
始めは深いグリーンだった石鹸の表面が乾燥につれて、飴色に変化し固く、締まっていきます。。。
そして石鹸の内部ではゆったりとした熟成がすすみ、よりマイルドな使い心地が生まれます。熟成は2-3年が最適とされています。

リーズナブルで、バランスの良い洗浄力。肌にも優しい使い心地:
人の肌の脂肪酸と良く似たオレイン酸を多く含み、汚れを落としつつ、潤いを補うという二つの効果があります。シャンプーや、からだに。また、台所で使用しても汚れはしっかり落としても、手にやさしい働き。また、オリーブ石鹸は硬水でも洗浄力が損なわれにくいことも、すばらしい特徴の一つです。

 

製造工程

1:かまだき
三昼夜かけて行われる釜炊きの作業。
この後、塩せき(塩を溶液に加え、不純物と石鹸を分離する工程のこと。) を行います。

2:石鹸素地を固める
釜から500−1000平方メートルの石の床に石鹸生地を流して手作業で広げます。
床に流し出された石鹸は1日で固まり始めます。

3:カットする
出来上がった石鹸はこのように3−4人がかりで、人力でカット。
最後に会社やグレードの印を郵便スタンプのようにポンポン押して出来上がり。カットも刻印も、職人の技です。