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朝摘みばら水製造レポート5 ~マラケシュレポート~

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曇り空のじめじめとした日が続きますね。
今日は、がらりと気分を変え、「朝摘みばら水」の製造が続いている
マラケシュにあるナイアード・モロッコをレポートします。

マラケシュは1年の中でも暑い時期に入り、毎日最高気温40℃ほどに
なります。
モロッコ工房は地域の建築様式を踏襲した、厚い壁が外気を遮るつくりのため、
屋内は比較的過ごしやすいものの、外に出れば灼熱の太陽。
そんな真夏のモロッコ工房では、朝摘みばら水のボトリングが最盛期です。
5月にばら水の蒸留を終えたばら水をいわゆる瓶詰するのです。

朝摘みばら水は、薔薇を水蒸気蒸留し、できた芳香蒸留水をボトリング、
できた製品を、検品しお届けするとてもシンプルなものですが、
シンプルなものだけに、1つ1つの工程をどれだけ丁寧に、
色々なことを考えながら行うかによって、香りや出来栄えが
変わると私たちは考えています。

ばら水の製造も、今年が9年目。
1人1人のスタッフが「どうやったら香りを守れるのか」
「どうやったらもっといいものがつくれるのか」考えながら
作業に向き合うようになりました。
そして、週に1度、1週間の作業を振り返りどうだったか、
作業しながら考えた新しいアイデアについても皆で話し合う場を
設けることにしています。
機械のように淡々と作業を行うことも一定の品質をつくるために大切ですが、
製造の中に創造が生まれてくるのは、人が携わり行うものづくり
ならでは、ではないかと思います。

ボトリング作業は7月上旬まで続くのですが、今年は7月からラマダン月。
イスラムの国モロッコでもラマダン(断食)が始まります。
ラマダンの間は、ナイアード・モロッコの就業時間も少し短くなり、
スタッフたちも、家族と過ごす時間が長くなります。

ヒジュラ歴(太陰暦)に沿って行われるイスラムの大切な行事、ラマダン。
今年は、ばら水の製造が終わり、日本への船が出る頃から始まります。
今年の朝摘みばら水の製造も残すところ数日となりました。
穏やかにラマダンを迎えるためにもあともう少し、頑張ってほしいと思います。

現在製造中の「朝摘みばら水」の発売は、秋頃(10月中~下旬)を
予定しています。

緑に囲まれたマラケシュ工房

~今年は夏も販売しています~

これまで「朝摘みばら水」は、限られた期間の製造のため
夏前には完売していましたが、昨年は、天候にも恵まれ、
良質な薔薇を得られたこと、
製造に携わるスタッフ1人1人がスキルアップしたことで、
この夏にお届けできる数のばら水ができました。

シュッとひとふき薔薇のミスト。
夏におすすめの爽やかな使い心地と、蒸し暑い夏ならではの気持ちよさを
ぜひ体験してみてください。

朝摘みばら水

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