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南インド 木藍の生産者に会ってきました

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暦の上では立秋を過ぎたというのに、連日、猛烈な暑さですね。
夏休みの疲れも出やすい時期、お体ご自愛ください。

今日は、8月はじめに木藍の生産者を訪ねて南インドを訪問した時のことを
ご紹介したいと思います。

木藍の収穫

インド最南端の州、タミルナードゥ州。
木藍の産地は水が豊富でさまざまな植物がいきいきと茂る、緑が美しい場所
です。
道沿いには、日本では考えられないほど立派な巨木が並び、サトウキビや稲
などの作物の緑も見えます。
印象的だったのが人々の人懐っこい、明るい笑顔。
サトウキビをごちそうになり、茎を直接かじりながらその素朴な甘さを
味わったのは、忘れられない思い出になると思います。

今年で発売10周年を迎えたヘナ+木藍。
ヘナの赤みを抑える藍色の染料「木藍」をインドで栽培し供給してくれる
生産者とのつながりも10年を過ぎたことになります。

元々、木藍はヨーロッパなどで藍色の染料として珍重され、インド国内の
広い範囲で栽培されていましたが、合成藍の誕生で需要が激減。
私達のパートナーである生産者も「化粧品としての需要がなかったら
木藍の仕事を続けられなかったかもしれない。」と言うほどです。

それでも、10年間に渡り良質な木藍を生産し、私達に届け続けてくれる
彼らに、改めて木藍の魅力と、生産にかける想いを聞くことができました。

染料としては、価格が高いために合成藍に圧され生産量が減ってしまった
木藍ですが、その魅力は「ナチュラルであること」。
布などを染める染料としてはもちろん、髪染めとしてはムガル帝国時代
(16~19世紀ころ)にはヘナと混ぜ合わせて暗い色に髪を染める使い方が
されていた、とのことですし、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」にも、
藍は登場するそうです。
生産者は「自然のものが人には一番良い。だからこの仕事を続けているんだ。」
と言っていました。

私達ナイアードと想いを共有し、現地で頑張っている生産者がいてくれるから
こそ、「ヘナ+木藍」は皆様に愛されて10周年を迎えることができたのだな
ということを実感できる旅でした。

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