チウリのふるさと。 ネパールスタッフ ホム
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自然の多様性に富んだ国、ネパール
ネパールは、熱帯から極寒の高山を有する世界に類をみない自然の多様性に富んだ国の一つです。この多彩な気候によって、様々な貴重なハーブや植物の生息地になっています。
チウリの故郷、ルンビニ州 パルパ
チウリの故郷の1つであるパルパは、私の故郷で、ネパール中部にあります。ヒマラヤの山々に囲まれた標高1300m位のパルパは、緑豊かな森に覆われ、冷たく爽やかな風が吹きます。
パルパの人口の80%は、独自の文化・宗教・言語をもつモンゴル系のマガル族です。
パルパの気候は、チウリの木(学名:Diploknema butyracea (Roxb)、英名:Butter Tree)が好む気候です。チウリの木とパルパの人々との関わりは少なくとも500年以上続いています。
村の生活の中のチウリ
祖先たちは、チウリの種を搾った油を食用油として使っていました。チウリの実は、甘くておいしいです。お酒もつくれます。チウリの仁から作られたチウリバターは食用油として、お寺の灯り(ろうそく)の燃料としても使えます。
特に、神々が好むので、お祭りの時の料理に使います。そして、バターを搾った後の搾りかすは肥料として使っています。
甘い香りのチウリの蜜は、蜂だけではなく、村人も花から蜜を直接飲みます。蜂蜜に似ている味です。
チウリの葉を編んでお皿代わりに使うこともできます。お客さんをもてなす時や、神様にお供えする時によく使います。
大きすぎず小さすぎないチウリの木は、幹が住居の柱として使われます。また薪としても使われています。
チウリはパルパの人々にとって、日常生活に深くかかわり、神様にも捧げるとても大切な木です。そんなチウリから作られたバターを、アプリコットオイルとミツロウとミックスし、「チウリ モイスチャークリーム」として日本の皆さんに紹介できるのは、パルパ出身の私には嬉しい限りです。
(ナイアード・ネパール ホム)
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