今季収穫したヘナを製造しました
鮮度の高いヘナは、収穫直後のもの
ナイアードは、鮮度の高いヘナをお届けするため、毎年収穫直後に製造します。今年も、例年通り11月から製造を開始しました。
ヘナの一大産地ラージャスターン州・ソジャットでは、今年、短い雨季に雨が良く降りました。恵みの雨で、ヘナはよく成長し、葉肉が厚く、品質も出来も良かったです。
新鮮なヘナを製造します
収穫したてのヘナは、新鮮な香り、ピスタチオ色、そして粉砕したヘナをペーストにすると、粘りがあるのが特徴で、使い心地が良いです。しかし、新鮮なヘナを製造する時には、色々苦労しました。
まずは、ヘナの乾燥葉の乾燥具合に細心の注意を払います。収穫直後のヘナは、水分が多く含まれていますので、きちんと乾燥しないと途中で発色してしまい、「しっかり染まる」という品質の確保ができなくなります。そのため、現地スタッフが確認したものだけを製造に使います。工場に入荷したヘナの乾燥葉が基準を満たしておらず、次の入荷まで製造をストップした経験もあります。
写真は、現地スタッフ ゴパール(左)がヘナの乾燥葉を厳選しているところです。
次に、粘りがあるという特徴がゆえに、粉砕後に異物(枝など)を取り除くふるいに目つまりが頻繁に起きます。製造量・製造効率が落ちますが、使い心地の良いヘナをお届けるのが第一優先です。
粉の粒子の細かさを適度に保つのも大事です。インドの製造現場は、設備が日本ほど完璧ではないので勘と経験に頼ることが多いです。私たち現地スタッフは、粉を触り、細かさを確認し、必要があれば粉砕機の調整・部品の交換のタイミングを決めます。
安心・安全なヘナをお届けします
2ヶ月をかけて製造したヘナは、今船旅をしています。日本に着いたら、ピクラミン酸やジアミン等の化学染料が入っていないことを第三者機関で分析します。現地スタッフがすべての製造工程で立会・品質管理をしますが、念のため信頼できる日本の分析機関で確認します。合格したものを日本の工場で調合・パッキングを行い、安心・安全なヘナをお届けしています。
(インド現地スタッフ サティッシュ)
ヘナの詳細はナイアードのヘナサイトへ