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ガスールと言う存在を知り、中近東のまるで魔女の秘術のような美容術の本や、モロッコのメディナの女性たちの日々や、女性としての美しいあり方と、自立について悩む少女の姿を描いた本を読む中で、既に、14世紀には、モロッコはもちろん、アラブの女性達にはとても身近で心地よいものとして愛されていたこと、ガスールとは、洗い浄めると言う意味の名前で合ったことなど、その横顔が、少しずつ見えて来ました。 特に、モロッコの女性達が、ヘナやバラ水、アルガンオイル、様々なハーブやオイル、果物、香りを組み合わせてガスールに練り込み、自分専用のレシピを作り上げる話には、親しみや憧れを感じました。 そのようにして、2000年、私たちのガスール探しの旅との出合いは始まりました。 どのようにとれ、どのように作られているかもわからず、ただ、フェズやマラケシュのメディナの中で売られている話だけをたよりに、カサブランカからマラケシュを訪れ、まずは、メディナ(旧市街)の中の香料やハーブの市場、アッタリーン・スークで実際にガスールがどのように売られているかを確かめました。 アラビアンナイトの主人公になったような心地がしてくる、世界最大級という迷路の市場でロバの引く荷車とすれ違ったりしながら、ガスールを探し、大勢の人たちとの出合いや少し嘘も入り混じった親切に助けられ、私たちは、チャーターした故障しがちのグランタクシーアトラス山脈のふもとの小石の砂漠を越えて、ガスールの山に辿り着くことができました。 ガスールの山へ辿り着くまでの道は、モロッコの多彩な魅力を学ぶための素敵な行程でした。 雪を頂いたアトラス山脈のふもとの涼しさにほっとし、岩場に猿がのんびり座る、しっとりした苔の地面が美しいアトラス杉の森を走り抜け、ある時は、乾き切った荒れ野の果てしなさに気が遠くなってくると、突然伏流水が地面に現れたと思うと、一面、ひなげしの赤とオリーブの緑の谷になって目のさめる心地がしたり、ある時は、繊細な紋様のカーペットを織る敬虔な少女達の修道院がある、高原の冴えざえとした街に泊まったり。。そんな風に私たちに、モロッコは少しずつ色々な表情を見せていってくれたのです。 そんな旅の最後、ついに小石の砂漠を越え、鉱山に辿り着き、鉱山から原石が掘り出されていることや、欠片状のガスールの作り方を、自分達の目で確かめることができました。 鉱山は、ガスールと一緒に、さまざまなケイ素の結晶や化石が産出し、あたりにそれらが散らばって不思議な美しさにあふれた場所でした。ケイ素の、砂漠のバラに似た結晶は花のようであり、また「聖母マリアの硝子」と呼ばれる、硝子のように板状で、透明な結晶は、本当に、窓ガラス等の代用に用いられていた時代もあるとか。 これらの結晶は美しいだけでなく、プランクトンや貝、など古代の生物が、長い時間をかけて変化した、マグネシウムやカルシウムなど、ミネラルをたっぷり含んだ地質であり、それがミネラルを多く含んだ特別な粘土、ガスールを生み出すための、特別な場所であることを示してもいるのです。地質学的には、ここはジュラ紀に湖だった場所だそうです。 鉱山の技師、ハメッドさんは、ガスールだけでなく、この鉱山の様々な鉱物の事、地層の事などといっしょに、を愛おしそうに話してくれました。 また、鉱山技師のハメットさんの説明、日本での分析で、ガスールは、マグネシウムモンモリロナイトの一種、スティーブンサイトというとても珍しい鉱物であることがわかりました。 この鉱山でとれるガスールの原石は、ロウのような滑らかでツヤがある、美しい固まりです。このように緻密で滑らかな粘土の原石は、粘土の粒子が細かく質が良い証拠でもあるそうです。 この美しく、不思議な粘土は今も手作業で、良い鉱脈だけを選んで、丁寧に、大切に採掘をしています。鉱山の技師達は、なんと味でガスールの質を判別することもできるそうです。 鉱山には、小さなモスクもあり、床屋さんやカフェ、宿舎などもあり、ほとんどの鉱夫はここで暮らし、休日は家へもどって家族と過ごします。しかし、皆、鉱山への思いは深く、中には、引退したものの、皆がその知識に敬意を払って、鉱山で暮らす名誉鉱夫のおじいさんもいます。 次第に、テレビなどのマスメディアが広がり、モロッコでも、シャンプーなどを売る大きなスーパーマーケットなどを街で見かけるようになり、憧れる世代も登場しつつあります。 少しずつ、それらに圧されながらも、今も、モロッコ女性達にとって、ガスールは身近で、誇らしい存在です。ヘナのボディペイントや、鉱物の粉のアイシャドーやアイライン、ヘナとガスールを混ぜて作る、ペーストを整髪料にしてしまう大胆なお洒落。 自然の素材を普段の生活で当たり前に、美しく使う彼女達に、私たちは、とても驚きました。 また、ケミカルな工業製品の広がりと同時に、アルガンの森の保護や、ベルベル語の勉強を学校でも行うなど、自然な素材や伝統的な生活スタイルを見直す動きも生まれつつあります。 私たちも、モロッコの人々と共に、ガスールの良さを楽しみ、再発見し、新たな命と伝統を繋ぐ事ができたらと考えています。 (写真上から:ハーブやスパイスを売る商人。ガスールも売っていました。鉱山遠景、中央の白い塔は、鉱夫のためのモスク。マラケシュのフナ広場。観光客とマラケシュっ子が入り混じり、毎晩お祭りのようなにぎわい。アラベスク模様の彫刻が壁を美しく埋め尽くす、かつての神学校、ベン・ユセフ・マドラサ。今も羊とともに移動しながら暮らす、ノマドの住居と、雪を被ったアヤシ山。マラケシュの古い家の中庭。ムゴナで会った、ベルベル人の男の子たち。) |
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全成分について: 従来通り、ガスール(別名モロカン・ラバ・クレイ)100%、添加物等は一切使用しておりません。 素材について: 150g:従来通り、PE、PAの多層ポリ。燃やしても有害物質は発生しません。 500g:内袋は、ポリエチレンで燃やしても有害物質は発生しません。外の紙袋は従来通り、商業林で伐採されるパルプと再生パルプを用いた、塩素系漂白剤不使用のエコペーパーです。 |
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