モロッコは、大西洋に面した、アーティストたちの静ひつな街エッサウィラ、フランスの影響を大きく受けた、アールデコの白い街カサブランカ、青い陶器の色で知られる古都フェズ、アトラス山脈周辺の高原、その南のモロッコの基層文化を築いたベルベルの人々が今もその伝統を守りながら暮らすカスバ街道、そしてそのもっと南のアフリカの色濃いサハラ。。と、地域によって全く異なる顔を持つ、多彩な魅力を持つ国です。それぞれの地域の人々は、自分達を、サウィリー(エッサウィラ人)、サハラーウィ(サハラ人)というように呼び、それぞれの歴史や文化、気質に誇りを持っています。 中でも、古くからイスラム、ベルベル、アフリカの文化が交易によって交差し、今も変化を続けるマラケシュこそ、モロッコらしく魅力的な街といえるのではないでしょうか。陽気で、人懐っこく、外からやって来る人たちにも開放的な、大らかな人々の街。それがマラケシュです。 フェズと並ぶ、モロッコの古都で、商人たちの小さな店がひしめき合い、ドアだけが道に並ぶ、静かな細い道が入り組むメディナ(旧市街)と、かつては処刑が行われ、また交易の場でもあったフナ広場(ジャマ・エル・フナ)は、世界遺産にも指定されています。 特にフナ広場は、長い歴史の中で、人々が集まり、交流し、様々な歴史が積み重ねられ続けた場所として、空間そのものが世界遺産に登録された興味深い場所でもあります。 赤い街とも呼ばれる由来となった、独特の赤茶色の土壁の色が美しく、景観保護のため、新しく立てられる建物も、外壁を赤茶色に統一することが義務付けられています。 ::写真:: 上から::夕方のフナ広場。大きな屋台村が出来、ツーリストもマラケシュっ子もここで夕食やお茶を楽しみます。 ドアの入り口に付けられる、ドアノッカーになったファティマの手。 マラケシュ郊外で毎週開かれる市場。村の新鮮な野菜が、街よりも安い値段で買えます。 |
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