ヘナはインドや北アフリカを原産地とする天然の植物で、古くから薬や染料として多くの人に身近に用いられてきたハーブです。
欧米では既にトリートメントや染毛剤として非常にポピュラーな存在で、日本でも髪やからだに安全な植物性のヘアカラーとして、普及し、さまざまなヘナが販売されています。
毛染めは、身近にあるもっとも身体に負担をかける化学物質といわれているにも関わらず、白髪染めの利用者は1000万人以上いるといわれています。
また、髪を染めたくても、市販の染毛剤ではかぶれてしまう、 危険性を知っているために利用できない、やむを得ず使っているけれども、より安全なものがあれば。と思う方達は予想以上に多いようです。「ヘナ」はそのような、期待に十分添うことのでできるものではないかと思います。
せっかくの「ヘナ」になぜ化学的な染毛剤が添加されてしまうのでしょう?
ヘナは染毛効果とトリートメント効果を兼ね備えた、すばらしいハーブです。
しかし、欠点があるとしたら、発色が、日本人の黒髪には明るすぎること、色の種類が出しにくいことです。
そのため、 この欠点を補う目的や利用者の天然志向にあわせるかたちで、ヘナを中心にしながらも、色の種類を増やす目的で、一般の染毛剤と同様、アレルギーを引き起こす可能性のある化学染料や、顔料を添加した製品も、「ヘナ」として出回っている現状があります。
また、2001年4月の薬事法の改正で、ヘナが化粧品の原料として認められたため、「ヘナ」入りとしながら、合成界面活性剤や化学染料など肌に負荷をかける成分を添加した商品も登場するようになりましたし、薬事法改正以前は、雑貨扱いというヘナの状況を逆に利用して、ジアミン系の染料など、皮膚障害が確認されている物質が、成分の明記なく添加される事がありましたが、「ヘナ」という化粧品としては新しい素材の自然なイメージだけが利用される場面も生じています。本当の身体への安全よりも、色や、イメージの方が優先されてしまうのは、残念なことです。
安全なヘナをおとどけします。
薬事法の改正は、ヘナを利用したケミカルな毛染めも登場させましたが、安全なものを求める利用者にとってメリットもつくりだしました。
ヘナが化粧品の原料として使えるようになり、化粧品として販売する以上は、原料をすべて表示することが義務づけられるので、消費者は、パッケージの表示から、中身が明らかで安全なヘナを選ぶことができるようになったことです。これに合せ、ナイアードのヘナも2001年4月に化粧品登録の申請を行い、現在は化粧品として販売、パッケージには使用している原材料を全て明記しています。
私たちは商品を提供する立場にあると同時に、利用者の一人でもあります。ならば、より安全な品物が確実に手に届く道があったほうがいいと考え、薬事法の改正以前の、ヘナが雑貨扱いであった時期に、添加物のチェックなど安全性の確認はもちろん、現地スタッフが常駐し、生産地を直接たずね、畑や工場、原材料や作る工程を実際に目で確認する仕組みを作りました。そして、現在もこの眼に見える仕組みを維持し、混ざりものの無い植物の葉だけでできたヘナを現在もおとどけしています。
【写真】
最上段:最も暑い4月、ソジャットの強い陽射しを受けて育つ
ヘナ畑。
右上段:ジャスミンや金木犀に似たヘナの花。かつては香油に
用いられました。
右中一段:ソジャットのもう一つの産物である、乾燥させたセ
ンナを棒で叩いて枝と葉を分ける女性達。ヘナも、同
じ作業を行います。
右中二段:市場にて。持ち込まれたヘナの重さを量りながら、
袋の中のヘナを抜き取って品質を確かめます。
最下段:ヘナの種を選別する女性。選別後、種も売ります。
丸い袋状の皮の中に小さな粒状の種が入っています。
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