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key words:
村民が作った自立する組織・村民バンク・
key words:
花の蜜を取る・木登り・発酵を止める伝統的な技術
key words:
村人の村人による自立する組織・村民バンク
key words:
パルミラやしについて
樹液の成分
 
自立というコンセプト -----------------   
 ■ 砂糖の村 シンハナコ−ン ■ 

椰子の花蜜糖は、椰子の花序液を集めて煮詰めた、椰子砂糖です。
この椰子砂糖は、タイのマレーシア国境に近いシンハナコーンという村で作られています。
シンハナコーンは、タイ南部の中心地ハジャイから、車で約1時間行った海岸にある村です。 村は一面の水田で、その畦に砂糖椰子が植えられています。椰子というとプランテーションが想像されますが、本来、椰子はこのように植えられ、この木から砂糖をとることは、農閑期の重要な収入であり、自然な生活サイクルの中に存在したものです。
また、この砂糖ヤシは、パルミラヤシと呼ばれる種類のもので、ココナツヤシとは違う種類の椰子で、樹形も異なります。


 ■ 生産グル−プ Baan Borkul Saving Group ■ 

グループのメンバー(グループの集会所にて)
農家では自分の椰子から花序液を集め、シロップに煮詰めます。
このシロップを集め、さらに煮詰めて、粉の状態にまで作るのが、Baan Borkul Saving Groupの中にある、椰子砂糖生産グループ「Southern Community Enterprise」です。名前は、とても大げさですが、要は、9人の女性と1人の男性、計10名の村民組織です。

 

 ■ 村民バンク 自分の足で立つこと ■ 

この生産グル−プは、村の小規模生産グル−プの一つです。他にも、地場産業的な生産グループがいくつかあり、それを、村民バンクが束ねています。Borkal Saving Groupという名の村民銀行組織です。 利益が出たグループから、お金が拠出され、新たな起業をするグループがあるときには、皆の賛成があれば、無利子で貸付がおこなわれます。このグループとの話し合いで、驚いたことがあります。彼女たちは、<援助>ということに、極めて否定的な考え方を持っていることです。

政府が後押しして、たくさんの農民組織ができているそうですが、ほとんど上手くいっていないそうです。理由を聞くと、政府にたよって<農民自体のやる気がない>からだそうです。<なんでも自分でやる気持ち>が一番大切と言います。 今年の2月に続いて、4月に2回目の訪問をしたときに、驚いたことがありました。彼女たちの何人か、英語をかなり理解するようになっていたことです。外国と仕事をはじめたのだから、皆で英語をやろうということになり、勉強を開始したのだそうです。 こんな素敵なグループなので、<日本の人たちも来たがるよ。支援したいという人もでるのではないかな>と私がいいますと、<援助やひもつきのお金はだめです。私達は、椰子砂糖の仕事で、自分でお金を得たい。援助より、私たちの砂糖を買ってほしい。そして、砂糖の事業を成功させ、それで得たお金を有効に使うことがグループの目的です。>と あっさり否定されました。今度。私が来るときは、椰子酒を作って待ってくれているそうです。 自分の足で立とうとする人たちは、見ていて気持ちがいいです。互いを楽しめる、本当の友人になれるような気がします。 アジアを回っていて、援助なれしている人々に接することの多い私には、このグループがとても新鮮に思えました。
(2001年5月4日 比田井博 記)