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key words:
村民が作った自立する組織・村民バンク・
key words:
花の蜜を取る・木登り・発酵を止める伝統的な技術
key words:
村人の村人による自立する組織・村民バンク
key words:
パルミラやしについて
樹液の成分
 
 
蜜の作り方  -----------------   
   
 1.   花 序 液 の 採 集    
   
砂糖椰子の花は椰子の木の先端にあります。この花の蕾の先端を切って、しばらくすると、液体がこぼれてくるので、その液体を受けるために、竹の筒を取り付けておきます。この液体を花序液と言います。さらっとした甘さがあり、ジュ−スとしてもとてもおいしいものです。
花序液は、朝夕の2回採集しますが、竹筒には、半日で2リットルの花序液が集まります。 花序液の採取は、それによってヤシが枯れるということはありませんが、動物に例えれば、動脈から出てくる血液を採るようなもので、負担にはなっていることは確かなようです。 なので、 一定の期間は蜜の採取を止め、木を休ませるようにしています。

 

 2. 花 序 液 の 採 集 ― 木 登 り    
椰子の花は、木の先端の葉が茂る部分にありますから、花序液をうける竹筒の交換は人が一本一本登っては付け替えなくてはなりません。しかもはだしで、腰には椰子の花の蕾につける竹筒をぶら下げて登るのです。これはとても、大変な作業で、男の仕事になっています。はだしで、腰には椰子の花の蕾につける竹筒をぶら下げて登るのです。
熟練した人は、1日になんと100本もの木に昇り降りします。見ていると、す〜っと上に上がっていってしまいます。
椰子の木には、梯子代わりに竹が固定されていて、木登りの手助けになっています。

 

 3.  煮 詰 め る  
 

この花序液は、椰子砂糖の原料となりますが、もう一つ、歴史的には最古のものではないかと思われる酒、椰子<酒の原料にもなります。マルコ・ポーロの「東方見聞録」には、酒の採れる木として、椰子が紹介されているほどです。
花序液は、放置すると天然酵母の働きで自然発酵を開始し、半日から1日で、アルコール度6%の椰子酒になってしまいます。 発酵すると糖はアルコールに変化してしまうので、砂糖にするには、この自然発酵を止めねばなりません。
発酵を止めるには、どうするのでしょう?採取に使う竹筒の中に、ある種の木の皮を使うことで止めるのです。これも昔から行われている方法です。
この木の皮は、煮詰めるときに、フィルターで除かれます。

 

 4. シ ロ ッ プ  
 

十分に煮詰まった状態が、このシロップです。 ここまでが、蜜を採集する農家の仕事になっています。ここから先、粉末にする作業は、Southern Community Enterpriseが受け持つことになっています。
この琥珀色のシロップも、とてもおいしい味がします。砂糖まで煮詰めなくても、 カナダのメイプルシロップのように、シロップとしても十分に利用価値がありそうです。

 

 5. 粉にする  
 
ここからは、シロップは、別のグループに渡されて、粉にされます。
もともと椰子の砂糖は、かたまり状なのが伝統的なスタイルでしたが、ちょっとしたアイディアを付け加え、粉の砂糖を作ることを始めた、タイで最初のグループが、Southern Community Enterpriseです。
名前はとても大げさですが、要は、9人の女性と1人の男性、計10名の村民組織です。 農家から1次煮詰めを終えたシロップが、採集加工の作業場に運ばれ、さらに煮詰め粉にされます。見ていて驚いたのですが、かき回しながら15分ほど煮詰めていくと、見事に粉になっていくのです。 一見簡単そうですが、熱が高すぎると砂糖が焦げてしまいますし、長年のカンが必要な繊細な作業です。
1.シロップが飴状になる 2.飴が固まり状になる 2.固まりが徐々に細かに

 

 6.  パ ッ キ ン グ  
 
見事粉になった砂糖は、ざるでフィルターされます。
フィルターが済んだ粉砂糖は、きちんと清潔に整頓された工程で、計量と包装がおこなわれていきます。
そして、”作品”の出来上がりです。
フィルター パッキング