ナイアード アルガンオイル~製造~

さらりとして、優しい使い心地とフルーティな香りのために地域の人々とともにつくるナイアードのアルガンオイル

ナイアードのアルガンオイルは、モロッコだけに生育するアルガンの木の実から採れる希少な仁をゆっくりと圧搾し、何層ものフィルターでろ過した、未精製のオイルです。
仁を取り出すまでは、手作業で行い、搾油は機械を用いて行うため、水等の不純物が混ざることがなく、より良質なオイルができます。高品質なアルガンオイルをお届けするために、モロッコ国内でオーガニック野菜の栽培や、自らもアルガンオイルの搾油に取り組むファウジさんの協力と、在宅でアルガンの実を割る仕事を担う農家の家族と女性ネットワークからの良質な素材を、ナイアード・モロッコの工房にて丁寧に自社搾油を行っています。

ナイアードモロッコのラシッド、農家のハッサンさん達

良質な「素材」を支える農家の素材

モロッコ南西部の港街、エッサウィラから南に約60km、街道から少し奥まった場所に周囲をアルガンの森に囲まれた小さな村があります。この村の各家庭の農地には、昔からアルガンの木が自生しており、牧草以外の農作物の栽培に不向きな土地に暮らすこの村の人々は、アルガンの木の恵みにより生計を立ててきました。
ナイアード・モロッコでは、この村のハッサンさん家族とその親族、そして周辺の農家の女性ネットワークの協力により、スキンケアに用いる「ノンロースト」、「未精製」の圧搾オイルに適した良質な仁の提供を受けています。

落下を知らせる詰み石

地域の人々により守られる良質なあるがんの実

黄色く熟したアルガンの実は、それぞれの木により、5月から8月の間に実を落果させます。
アルガンの木を保護するため、枝から直接実を取ることは禁止されています。そのため、落果した果実だけを集め各家庭で乾燥させます。アルガンの実は放牧されたヤギの大好物ですが、ヤギが食べた後に残った種子は不快なにおいの原因になるため使用しません。村では、お互いの農地にあるアルガンの木が落果を始めると、その木のまわりに積み石を置き、近隣の人々にヤギを立ち入らせないよう知らせをします。このように村の人たちが、協力しあうことにより、良い品質の仁を得ることができます。
収穫後、家庭に持ち帰ったアルガンの果実は、テラスで乾燥させ、家族や親戚の女性が果実を取り除く役目と、種子を割る役目に分かれ、流れ作業で仁を取り出します。

ろ過中のアルガンオイル

ナイアード・モロッコでの搾油

村の人々の手により種子から取り出されたアルガンの仁は、ナイアード・モロッコの工房へ運ばれます。工房では、受け取った仁の最終確認を行い、圧搾機により搾油を行います。
機械を使った圧搾では、仁を圧搾する時に出る熱に長時間オイルがさらされると、オイルの劣化を早める原因になります。そのため、圧搾されたオイルが機械から流れ出す際にはほぼ常温の状態でオイルを得られるよう調整を行います。搾油直後のアルガンオイルには、仁のペーストも含まれるため、濁りがあります。これを何層ものフィルターでろ過することで黄金色のアルガンオイルが出来上がります。

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