タイの新年「ソンクラン」
来週4月13日は、タイの旧暦の新年「ソンクラン」です。
タイ出身のリリットが簡単に紹介します。
ソンクランは、タイだけではなく、隣国のラオス・カンボジア・ミャンマー、
中国雲南省のタイ族もお祝いします。観光客の多いタイのソンクランは、
海外のメディアによく取り上げられますので、一番有名になっています。
日本では、「水かけ祭り」と紹介される場合が多いです。
「水かけ祭り」と言われる理由は、その日みんなに水をかけます。
4月は、タイで一番暑い時期ですので、理にかなっていますね。
水を他人にかけ、騒がしくて楽しい祭りのイメージが定着していますが、
本来のソンクランは、新年を祝うために、早朝にお坊さんに托鉢し、
お寺でお墓参りをし、親戚・恩師・尊敬する人々の家を訪問し、
手に水をかけながら、お祝いの言葉をいただくのです。
タイでは、ソンクランが大型連休になります。
首都バンコクに出稼ぎしている人が地方の実家に戻ったり、
学校もちょうど夏休みになるので、家族旅行する人も多いです。
祭りの内容や過ごし方は、時間とともに進化しますが、
家族を大切にする祭り本来の趣旨は、時間が変わっても変わりません。
(リリット)