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ヘナで染めた髪をブリーチするとどうなる?

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ナイアードヘナシリーズ100g

美容室でカラーリングをしようとした時に「ヘナで染めている髪にはカラーリングはできない」と断られてしまった…という相談を受けることがあります。なぜ断られてしまうのでしょうか?
こちらの記事では、ヘナが染まるメカニズム、ヘナをしているとどのくらい髪に色が残るのか、ヘアカラーをしたい時の注意点などをご紹介します。

目次

ヘナが染まるメカニズム

ヘナの色はブリーチで落とせる?

ヘナ染めをした髪の色を変えたい場合

悩んだ時はお気軽にお電話ください!

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  • ヘナが染まるメカニズム

    ヘナの畑

    ヘナの色素が髪の主成分と結合する

    植物のヘナだけで髪を染めることができるのを不思議に感じる方もいると思います。
    ヘナの染まるメカニズムは、ヘナの葉に含まれる赤色色素のローソン(lawsone)が、髪のタンパク質にイオン結合し絡みつき、色を付けます。

    髪の主成分は、ケラチンタンパク質でできており、この髪の毛のケラチンタンパク質がもつプラス電荷とヘナがもつマイナス電荷が結びつくことで、ヘナ本来の赤茶系の色で白髪の部分を染め上げます。

    黒髪に変化はほとんどない

    「ヘナで白髪は染まるけど、黒髪の色も変えて、全体を染め上げるおしゃれ染めはできないの?」と聞かれることがありますが、残念ながらヘナで黒髪の色を大きく変えることはできません。

    黒髪の色を変えられない大きな理由は、ヘナには脱色作用がないため、黒髪の色を大きく変えることができません。しかし、実際は黒髪のケラチンタンパク質にも白髪と同様にヘナの色がのり、染まっています。

    ですが、色の世界で一番強い色である「黒」は染まっていても大きな変化はわかりません。イメージとしては、黒いフイルムの上に赤茶系のフイルムを重ね合わせても色の変化が良くわからないのと同じ現象です。

    ヘナの色はブリーチで落とせる?

    地毛の色の元となるメラニン色素

    おしゃれ染めをする際に黒髪の色を抜いてから、好きな色に染めて楽しみますが、この黒髪の色は、毛髪に含まれるメラニン色素の量で決まります。また、メラニン色素には、紫外線を吸収し、日光の有害作用から毛髪を守る役割があります。

    黒髪をブリーチ(脱色)すると…

    髪の色素を抜くことをブリーチといいます。黒髪の色を大きく変えたい場合、色の中で一番強い「黒」である色を一旦抜かなければ、思うような色には染め上げられません。そのため、黒髪の色のもととなるメラニン色素をブリーチで脱色します。ブリーチした髪は、透き通る金髪のような髪色になり、その上から好みの色を入れ染め上げます。

    ヘナで染めた髪をブリーチすると…

    さて、ヘナで染めた髪をブリーチし、脱色するとどのような色になるのか?
    ヘナで染めている髪は、ブリーチで黒髪のメラニン色素を脱色しても、黒髪の下に隠れていたヘナの色がそのまま髪の色として残り、透き通るような金髪のような髪色にはなりません。髪のケラチンタンパク質とイオン結合して染まっているヘナは、ブリーチで脱色しても落とされることなく髪に残ります。

    ヘナ染め後の髪をブリーチ

    先日、ヘナ+ハーブ(赤茶系)を使用しているスタッフが両耳の後ろの一部の髪だけ色を変えて楽しむインナーカラーをしようと美容室でブリーチし、脱色したところ、黒髪のメラニン色素は脱色され落ちましたが、ヘナで染められた色が写真のようにしっかりと現われました。結果的にその色が気に入り、ブリーチした後は何もせず、ヘナの色と黒髪のツートンカラーを楽しんでいます。

    ヘナ染めをした髪の色を変えたい場合

    イメージ通りの色に仕上がりづらい

    ヘナ染めをしている髪は、ブリーチしてもヘナの色が残るため一般のカラーリングはできないと思われている方がいますが、ベースにヘナの色が残っていてもカラーリングを楽しむことはもちろんできます。但し、髪に残るヘナのベース色に重ねて色を作らなくてはいけないため、美容師さんによる色調整が必要になります。

    これは、一般のカラーリングをしている方がカラーチェンジを行う際にも起こりえることのようで、発色の計算や補色の関係を理解しながら好みの色になるように、色の組み合わせや強弱を考えて施術する必要があります。

    ですが、髪に残っているヘナの色みによっては、色の補色や組み合わせでも再現が難しい色合いが出てくる場合があるはずですので、この点については皆さんにも理解していてほしいと思います。

    本音を言えば、ヘナをして髪質も良くなった髪にブリーチなど強い液剤で負担をかけてしまうのでおすすめできませんが、ヘナだけではできない髪のおしゃれを楽しみたい方もいると思いますのでこのブログで紹介している内容を理解して楽しんでいただければと思います。

    美容師さんに相談してみましょう

    ヘナ染めをしている方が、美容室で一般的なヘアカラー剤を使用して髪色を変えようとする際は、必ず髪染めの相談の際に「ヘナで染めている」ことを伝えた上で相談すると良いと思います。

    美容師さんにも知ってほしいヘナのこと

    ヘナの葉

    街中の美容室でヘナを取り扱っているお店も見かけるようになり、ヘナへの理解や知識がある美容師さんも増えてきていますが、まだまだヘナに触れたことがない、ヘナについてよく知らない美容師さんも多くいると感じます。

    ヘナに触れたことのない美容師さんには、できればこのブログやより詳しくヘナを知れるナイアードのホームページ内の「ヘナとは」のサイトを活用し、ヘナについての理解を深めるために役立ててもらえればと思います。もちろん、ヘナについてのご質問がある場合は、お電話でお問い合わせいただくことも可能ですのでお気軽にお電話ください。

    ヘナとは」のページはこちらをご覧ください。

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    ナイアードのスタッフはみんなヘナ愛用者で、ヘナ歴数年のスタッフから、ヘナ歴20年以上のベテランスタッフまでいます。皆さんのお悩みや疑問にお答えしますので、お気軽にお電話くださいね!快適なヘナ染めのお手伝いをします。

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