ビーワックスリップクリーム ~製造~

レシピについて

ビーワックスリップクリームに使われている素材はたったの3種類。
それぞれの素材が持つ効果を生かしながら、体温で柔らかく溶けて唇を艶やかにカバーする使用感を生み出すこだわりのレシピで、丁寧に手作りされています。
ナチュラルな素材だけでできた、デリケートな肌の方にもやさしいリップクリームです。

リップクリームを作る

器をクリームで磨く

ビーワックスリップクリームはネパールのポカラ近郊にあるパーマカルチャー※の考えを基盤に運営されているリゾート「はなのいえ」で作られています。クリーム作りは、「はなのいえ」のスタッフ全員で行います。農場やリゾートに込められる丁寧な気配りや愛情が、今度はクリームに込められるのです。
普段は違う場所で忙しく働くスタッフたちが、一同に会して同じものづくりにたずさわることは、チームワークの意識を深め、もてなしやものづくりへの質を高める気持ちを共有する大切な機会でもあります。


ヒマワリオイル、ミツロウを湯煎して液状に溶かしたところにシャクナゲの精油を加え、目の細かい晒布でこして作ったクリーム素地を器に注ぎ、冷ます。素材も作り方もとてもシンプルですが、それは簡単である、という意味ではありません。
1つ1つの工程をゆっくり丁寧に、心を込めて行うことで、素材の良さを生かしながら、なめらかで均質な手触りのクリームを作り出すのです。
出来上がったクリームはその後も、1つずつ丁寧に検品し、器をクリームで磨く、といった手間をかけて仕上げられます。
※パーマカルチャーとは、自然と人間が継続可能な環境をデザインする手法です。

パッケージのこだわり

手作りの木の器

ビーワックスリップクリームのやさしい手触りに合わせて、器も柔らかな存在感のものを、と手作りの木の器にしました。
素材には、ネパール語で「sisso シソー(別名:インディアン・ローズウッド)」と呼ばれるネパール特産の木を使っています。食器や家具、楽器、仏像等に使われてきた木材で、磨くほどに味わいのある深く落ちついた色合いに変化していきます。1つ1つろくろで切り出して作られる器は、木目や色合いが微妙に異なり、1つとして同じものはありません。使うほどに風合いが出てくるので、クリームを使い終わった後も、ピアス等の小物入れとしてお使いください。

器を作る

器を作る

この器を作っているのは、カトマンズ郊外に暮らす、木工職人の一家です。
器作りはまず木を買い付けるところから始まります。木は、細い棒に形を整えてから、3ヶ月から半年かけて乾燥させます。それから、ろくろを使って棒の中から、形を削り出すように1つずつ器を作っていきます。
本体と蓋は、別の木の棒から作られます。
まず、大まかに蓋のストックを作った後、クリームを入れる本体を作ります。
本体が出来ると、その径に合わせ、先に作った蓋の内側を少しずつ削り、ぴったりと大きさが合って、外れない蓋を作ります。


ハンドメイドのため、容量10mlの規格は満たしながらも、器の口の大きさは微妙に異なります。そこで蓋もそれに合うようにろくろを使って少しずつ削りながら大きさを微調整し、器本体部分に合った大きさに仕上げなくてはなりません。
そのため、1つの器にはたった1つの蓋しか合わない、まるでオーダーメイドで作られた器のように仕上がります。

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