アルガンクリーム~素材~

やさしくリッチな使用感を作り出す素材

アルガンクリームの成分の主役は、モロッコだけに生育するアルガンの木の実から採れる希少なオイル、「アルガンオイル」。そして、その素晴らしい効果を支えるもう1つの素材が北タイで作られたミツロウです。モロッコとタイ、それぞれの国の自然の恵みを組み合わせることで、やさしくリッチな使用感を生み出しています。

アルガンの木と実

モロッコの黄金・アルガンオイル

アルガンの木は、学名をArgania spinosaといい、モロッコのみで生育する植物。シアバターで知られる「シアの木」と同じアカテツ科の仲間です。乾燥した厳しい気候の中で育ち、その成長はゆっくりですが、大きくなると木の高さは7~10mにも達します。先端がとげのように尖った枝に、長さ1cm、幅4mm程の楕円の葉がつきます。花も、刺状の枝に直接つきます。花は花弁が無く2mm程の小さな目立たないものですが香りの良いものです。果実は楕円で、オリーブの実にも良く似ていますが、先端が微かに尖っています。花も実も、ほぼ通年つきます。
この果実の種子の中にある仁の部分から採れるオイルがアルガンオイルです。
 
アルガンオイルの成分は、グリセリドがオイルの99%を構成し、不飽和脂肪酸がそのグリセリドの主要な成分、オレイン酸とリノール酸が脂肪酸の大半を占めています。
しかし、アルガンオイルの素晴らしい使い心地を作り上げているのは、量はわずかでも肌に良い効果を与えると言われる多様な微量成分です。主な微量成分はカロチン、キサントフィル、トコフェロール、トリテルペンアルコール、ステロールなど。特に、トコフェロール類(ビタミンE)は、オリーブオイルよりも豊富に含まれています。これらの成分から構成されるアルガンオイルは浸透性が高いため肌なじみが良く、肌をふっくら、みずみずしく整えるのが特徴です。
アルガンオイルはそのスキンケア効果の高さと希少性から、「モロッコの黄金」と呼ばれることもあります。

アルガンの種を割っている様子

アルガンオイルの作り方

オイルが採れる部分は果実ではなく、種の中の仁。乾燥させたアルガンの実の果肉の部分を取り、どんぐりより少し大きめの、厚く硬い殻に包まれた種を1つ1つ石で割って仁を取り出します。
アルガンの種はとても硬く、仁を取り出す作業には機械を使えないため、すべて手作業で行わなければなりません。小さなアルガンの種の殻を一つ一つ石で割り、仁を取り出すのは大変な作業。1日働いても2kgの仁を取り出すのが精いっぱいです。
アルガンオイルはこの仁の部分を圧搾して作られますが、採れるオイルの量は仁の重さの30~50%のみ。いかに手間がかかり、貴重なオイルであるかがおわかりいただけると思います。

オイルづくりの伝統と品質

伝統的な製法では、取り出した仁を石臼でペーストにし、そこに水を加え、手で捏ねて搾ります。この製法はとても美しい手仕事ですが、1リットルのオイルを搾るためには10時間ほどかかります。さらに仁の量の30%弱のオイルしか採れません。
体力も時間もかかる重労働なうえ、不純物が混じりやすく、オイルと水が混ざるため、水に含まれる酸素によって酸化が早く進み、上質なオイルを採ることが困難です。
ナイアードが購入しているアルガンオイルは、仁を取り出すまでは手作業で行い、搾油は機械を用いて行うため、40%程度のオイルが採れ、より上質なオイルができます。
オイルを作る方法は違いますが、どちらの方法でもオイルが取れる仁以外の部分も無駄になることはありません。乾いた果肉は家畜の餌に、仁を包む殻はかまどの焚き付けに、オイルの搾りかすも家畜の飼料に再利用され、使い切れない分は市場で売られます。
アルガンオイルはその丁寧な作り方、伝統からスローフード大賞を受賞しています。

ラムヤイの花

北タイ・ラムヤイのミツロウ

アルガンクリームのもう1つの素材、ミツロウ。ミツロウはビタミンB類を含み、肌を乾燥から守り、整える効果があります。
このミツロウは北タイでポピュラーな果物、ラムヤイ(龍眼)の花の香りがするものを選びました。ラムヤイの木は10mほどの高さまで育ち、7月から9月にかけて、直径3cmくらいの果実がなります。果実は丸い形で、でこぼこした厚い皮に覆われており、果肉は白く半透明で瑞々しく、見た目も味もライチに似ていますが、甘味も芳香もより濃厚です。
花は小さく花弁のないものが房になって咲く地味なものですが、香りは果実よりも一層豊かに華やかに香ります。この花の蜜を集める蜜蜂の巣から採ったミツロウもまた、甘酸っぱい、フルーツのような香りがほのかに感じられます。

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