朝摘みばら水製造レポート2 ~薔薇の選別~
※ネットの環境が整わず、製造レポートを定期的に発信できませんでした。
楽しみにしてくださっていた皆さん、ごめんなさい。
少し時間が経ってしまいましたが、ぜひご覧になってください。
5月1日。
これまで天候に恵まれている「朝摘みばら水」製造中の、
今年のムゴナです。
4月の終わりからたくさんの薔薇が開花し、畑にもピンク色が
目立つようになってきました。
そして、ナイアードが持つ製造設備で1日に製造できる
最大量のばら水の製造ができるようになりました。
1日に、数百キロ届く薔薇には蕾、枝葉、少し古い薔薇などが
含まれているので、スタッフ総出でそれらを取り除く、
選別作業を行ないます。
現地モロッコのスタッフと共に、私達日本のスタッフも選別の作業を
行なうのですが、そうするとこの選別作業の大切さがよくわかります。
古い花からは、残念ですが酸っぱい香りがします。
この香りをできるだけ取り除き、良い香りの部分を集めて蒸留することが、
新鮮で清々しい朝摘みの薔薇そのものの香りをつくると実感します。
鮮度の高い花からは、甘く、柑橘系の香り。
花のしべの部分からは松脂に似た緑の香り。
これらの香りが複雑に作用しあい、ナイアードのばら水の香り
をつくっていると思います。
届いた薔薇の中に、蕾や枝葉が多い日は、選別作業に時間が
かかります。数時間集中して選別を行ってもまだまだ作業が
終わらないので気が遠くなりますが、皆「疲れたー」と言いながら
手は止まりません。
お互いの姿勢が影響しあい、皆が頑張っているのだから私もと
思うのかもしれません。
ムゴナで行なう製造はあと1週間ほど。
いい香りのばら水をつくりたいという同じ目標のもと団結力が
高まっています。
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朝摘みばら水の詳細はこちら。