
モロッコ、アトラス山脈のふもとにある薔薇の街ムゴナ。古くから生息しているダマスクローズは朝日とともに咲きはじめます。香りを芳醇に含んだ早朝の薔薇を一つずつ手摘みで収穫し、蒸留してできたのが、ナイアードの朝摘み薔薇水。一瓶に60本の薔薇を使用しています。香りという贅沢を今年もモロッコからお届けします。

近年の気候変動に漏れず、大自然の広がるムゴナも例年の気候とは少し違う春を迎えました。春先は例年より雨が少なく寒い日々でしたが、4月の半ばになると急に気温が上がり雨が降り始めました。そのせいか薔薇の開花も早く始まりました。
雨の少ない春となったムゴナでしたが薔薇は奇麗に色づいた花を咲かせました。シーズン初めの薔薇は甘さより、グリーンを思わせる香りが強く日にちを追うごとに甘さを備えた香へと移り変わっていきます。

薔薇の開花が進み、香り・色共に濃く熟成した花を収穫して作りました。早朝に手摘みされた薔薇は手作業で花の選別をしていきます。細かな神経を使い奇麗により分けられた花で製造された薔薇水は、初夏の空を思わせる清々しく可憐なローズの香り。フレッシュなローズとライラックを感じさせる甘い香りの余韻が特徴です。
モロッコの朝摘みばら水は、収穫から蒸留までモロッコスタッフが気持ちを込めて手作業で行っています。モロッコの素晴らしい伝統文化である薔薇水を日本の皆さんにお届けしたいと、モロッコスタッフ一同頑張っております。今年も大変良い薔薇水が出来上がりました、今年の朝摘みばら水もよろしくお願いいたします。
(レポート:ナイアード・モロッコ社 ラシッド)

