ナイアード発信 ~ 日々のこと ~

ネパールへ行ってきました。 ~雨季のネパール~

カテゴリー:ビーワックスリップクリーム

6月の雨季。
ビーワックスリップクリームの製造準備でネパール「はなのいえ」へ行ってきました。
ビーワックスはポカラ・アスタムコットにある有機農場併設のリゾートホテル
はなのいえでつくられています。

ネパールは今丁度モンスーンの季節。
日本では、とうとう梅雨も明けましたが、現地ではまだまだ急に激しい雨が降ったり、
モンスーンらしい長雨が続きます。

着いた当日から、この地域一帯が落雷による停電になりました。
ネパールは、電力の8割近くを水力発電でまかなう為モンスーンの時期は、
水量が豊富で、決められたスケジュール以外の停電になることは少ないのですが、
自然を前にしては、無力です。
山間部にある小高い丘の上にあるはなのいえでは、当然近くに高いビルなどもなく
近くでどんどん雷が落ちている様子。激しい雷が鳴り響く度に震え上がる
日本人スタッフにくすくす笑いながら、「雷怖い?」と問いかける
ネパール人スタッフたち。
雨もおさまり、キッチンだけにある非常用の蓄電機の薄暗い電灯だけを頼りに
淡々と仕事を続け、時折聞こえる楽しそうな話し声に、たくましいなぁと思った
次第でした。

滞在期間の停電の夜は、キッチン以外はスタッフが手作りしたミツロウの
仄かに灯るキャンドルの明るさだけです。
車の音も無く人工的な電化製品のモーターの音も一切途切れ、見えてくるものは
暗がりに浮かぶ山々の輪郭や、雲が流れ合間から見える薄明かりの月の光と
風に揺れる木々の葉擦れの音、草むらから聞こえるいきもの達の気配だけ。
闇から際立ってくる自然の表情に心を奪われ、不思議な感覚を覚えました。

翌日、日が登ると同時に早朝からネパール人スタッフは畑仕事とヤギの世話、
水牛から搾ったミルクからギー(バター)をつくったり、
食事の為に畑から野菜を採ってきたりと、電灯が無い中では
暗くなる前にやらなければいけない事はたくさんあり、皆忙しく働きます。
 
ネパールでは、ちょうど田植えの時期。
近くの村では、総出で田植えをする村人たちから歌のようにも聞こえる
元気なかけ声と間の手が聞こえてきました。
美しい棚田が広がる景色も間もなくです。

夕方には電気がない為、暮れ行く室内に目をこらしながら作業を行います。
日本での研修で、たくさんの経験をしたネパール人スタッフも
先進的な技術やものに対する憧れはあるものの、今回のような不便さをものともせず、
ここの自然がとても好きで、夕方の雨上がりの空と山々の景色を見ながら
「きれいでしょう?」と自慢そうです。

ここでは自然に寄り添いながらも、人為が及ばないものへの畏敬の念を持ちながら
その恵みの中で享受したものを生活に取り入れ、
暮らしのひとつひとつが手をかけ、丁寧に行われます。
そのような生活の一部が映し出される、ビーワックスリップクリームづくり。
ネパール人スタッフも、秋にまた使っていただけるのを楽しみにしているようです。

数週間後には、また次の製造が始まります。

ギーをつくったあと、水牛のミルクを容器に移す

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