収穫と準備の冬 ~マラケシュの工房~
年末年始の休暇明け、今週から気持ち新たに仕事を始めた方も
多いのではないでしょうか。
ナイアード・ブログ、今年初めての話題は「モロッコ」についてです。
年末に出張したモロッコ・マラケシュ工房の様子をレポートします。
日本と同じ北半球に位置するモロッコは、季節は冬。
夏の照りつける日差しのイメージが強いモロッコですが、冬はちょうど雨季
でもあるので、「どんより雲と、しとしと雨」の天気がしばらく続くこともあります。
ガスールの製造を担うマラケシュ工房ですが、この時期ガスールは、
夏のハイシーズンの3割程度しか乾かないため、スタッフは本業の合間に
広い庭兼、農園の手入れ、オリーブ、オレンジの収穫、農園の耕作などを
して過ごします。
そんな、この季節のマラケシュ工房を切り取ってみました。
収穫したオリーブは近所の製油所でオリーブオイルに加工されます。
ローカルのマーケットで販売したり、工房のスタッフで分けて家庭で使います。
収穫の時に落ちた枝葉は、農園の羊の大好物。あっというまに葉は無くなり、
細い枝だけが残ります。
訪問した時は、丁度羊の赤ちゃんも生まれました。
ガス―ルや、朝摘みばら水のボトリングの作業を行う化粧品の工房ですが
廃棄物はほぼ0(ゼロ)。敷地内の農園では、循環型のシステムが根付いています。
そんなおおらかなマラケシュの毎日。少し羨ましいですね。
ガスールが早く乾く季節が待ち遠しいです。
(武元)