モロッコの美しく楽しい街並み ~ 市場編 ~
モロッコは、北アフリカに位置し、1956年の独立まではフランスの植民地だったこともあり、都市部ではフランス語が通じ、モロッコのイスラム文化とヨーロッパ文化が交差することで育まれた雰囲気が漂っている街並みに歴史を感じます。
今日は、モロッコで訪れた市場の風景をお届けしたいと思います。
豊富な食材
人々が日々の食材を求めて行き交う市場の一角で何種類ものオリーブ漬けを量り売りする店。
モロッコ人は商売上手で気前が良く、お腹がいっぱいになりそうなほど、店先のオリーブを試食させてくれます♪
アフリカと聞くと、乾いた大地や野生の動物というイメージがありましたが、食卓に並ぶ食材は豊富で彩り鮮やかな生野菜のサラダから肉、魚とアフリカ大陸に抱いていたイメージとは全く違う食事が食卓に運ばれてきます。モロッコの国土は南北に縦長に伸び、北大西洋に面していているので魚やエビなどの海の食材も豊富。最近では、日本で売られている“タコ”でモロッコ産という表示を見ることもしばしばですよね。
スパイス
モロッコ料理で欠かせないのがスパイス。
クミン、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパー、コリアンダー(パクチー)など大きな袋に山盛りに飾られ、量り売りで売られています。店先を通ればスパイスのいい香りが漂ってきます。ナイアード・モロッコ社の男性スタッフがモロッコ料理の無水で調理するタジン鍋を使い、ふるまってくれる野菜と肉たっぷりの料理は、複数のスパイスを巧みに目分量で使い、美味しく調理してくれます。ママ秘伝のそれぞれの家庭の味があり、スパイスを上手に操れるようになれば一人前。
美容アイテム
モロッコにはハマムという伝統の蒸し風呂文化があり、一度は訪れたい世界のお風呂の1つ。
イメージとしては熱すぎないサウナで、汗をかき、身体を温め、垢すりやマッサージなどをしてもらうモロッコの銭湯。上の写真の一番手前に見える茶色の平たく丸い素焼きのものは、かかとの垢を取る道具。その横には可愛いピンクの乾燥薔薇や乾燥カモミールなど、食材だけでなくモロッコで採れ、人々が日常で美容アイテムとして使うものが溢れる市場は時間を忘れて見入ってしまうものばかりです!
骨董市
使い古された骨董品のような味のある道具や小物。これからまだ使われるものなのか?インテリアとして飾る用に店先に並べられているのか?思わず手に取り眺め始めてしまいます。
入り組んだ小道の両側に店が並ぶモロッコの市場は活気にあふれ、美しく楽しい場所です。
今回のブログは、アルガンオイルやアルガン石鹸、ガスール、朝摘みばら水が生まれる国・モロッコを違う視点から紹介してみました♪
モロッコに行く機会があれば、人々の生活圏である市場にもぜひ足を運んで楽しんでください。