なめらかなヘナペーストの作り方
「なめらかなペーストで髪の毛を染めたい」というお問い合わせを
いただきました。
ナイアードでは、ペーストを作る時にスプーンを使って混ぜる方法を
ご紹介していますが、スプーンで混ぜるとダマが出来てしまいます。
一生懸命混ぜても、ダマを無くすことは難しいですよね。
髪に塗る時は多少ダマがあっても問題ありませんが、気になってしまう場合、
どのようにすれば、簡単になめらかなペーストを作ることができるのか…。
そこで、下記の4種類の方法でペーストを作ってみました。
①スプーンで混ぜる
②茶漉しでヘナパウダーをふるってからスプーンで混ぜる
③泡立て器で混ぜる
④スプーンで混ぜたものを2時間置き、湯煎して再度スプーンで混ぜる
左上:①スプーンで混ぜる
ペーストの中に、ダマが目立ちます。
(このくらいダマがあっても、ムラなくきれいに染め上げます)
右上:②茶漉しでヘナパウダーをふるってからスプーンで混ぜる
茶漉しで粉をふるったペーストは、①のスプーンで混ぜたペーストよりも
なめらかになりました。
一度ヘナパウダーをふるい、粉の状態でできていたダマをなくすことで
なめらかになりましたが、まだ少しダマがあります。
左下:③泡立て器で混ぜる
泡立て器で混ぜたペーストは、ダマのない、なめらかなペーストになりました。
また、泡立て器を使うと空気を含み、ふんわりした柔らかいペーストになります。
右下:④スプーンで混ぜたものを2時間置き、湯煎して再度スプーンで混ぜる
こちらもダマのない、なめらかなペーストになりました。
(ペーストが少し赤みを帯びているのは、時間を経て、ヘナの染色成分が
出てきているためです)
★ペーストを作ってから時間を置くとパウダーと水分がなじみ、なめらかに
なりますが、ペーストが冷えてしまうため、髪に塗る前に湯煎することを
おすすめします。
※ 暖かいペーストを塗ることでキューティクルが開き染まりやすくなります。
<結果>
4種類の作り方の中で一番簡単な方法は、「③泡立て器で混ぜる」
④の方法でもなめらかなペーストになりましたが、先にペーストを作る必要が
あることと、湯煎する手間が増えてしまうため、③が手軽にできるおすすめの方法です。
なめらかなペーストを作りたい方、ペーストの使い心地の違いが気になった方は
ぜひお試しください。
※ご注意
・「ヘナ+木藍 茶系」「ヘナ+木藍 黒茶系」は、お湯で溶くとすぐに発色を始め、1時間ほどで発色が
終わりますので、時間を置き、湯煎してから使用する方法はおすすめできません。
1時間以上置いたペーストを使用し髪を染めると、
ヘナのオレンジ色が強く出てしまうことがありますので、
「ヘナ+木藍 茶系」「ヘナ+木藍 黒茶系」の場合は、泡立て器を使い溶く方法をおすすめします。
・「ヘナ100%」「ヘナ+ハーブ」を湯煎で使用する際は、熱湯に気を付けてください。