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藍色に染める植物・インディゴ

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木藍の葉

藍(インディゴ)の植物をヘナと配合すると、植物100%で白髪を茶、黒茶、黒に染め上げることができます。契約農家で育てられた藍(インディゴ)の植物について、染まるメカニズムや歴史などをご紹介します。

目次

インディゴとは

どうして藍色に染まるの?

天然染料“インディゴケーキ”

ナイアードで使用しているインディゴのこと

インディゴ(木藍)がヘナの赤みを抑えてくれる

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  • インディゴとは

    藍色に染める植物

    木藍

    藍色に染める植物とは藍(インディゴ)のこと。
    藍(インディゴ)は、ヘナと一緒に白髪を染める際によく使われる植物でもあります。

    また、日本人の暮らしに昔から深く根付き、庶民の生活を豊かに彩ってきました。
    藍(インディゴ)で染めた衣服やのれんが日本の街にあふれる様子を目にした訪日の外国人が「ジャパン・ブルー」という言葉を残したように街を彩る象徴のような色でした。

    インディゴ(藍)の歴史

    世界を見渡すと、藍染めの歴史は古く、4千年以上前のエジプトのピラミットから発見された着衣が最古のものだとされています。

    また、日本では、千年以上前の染め物が法隆寺などに保存されているそうです。
    藍(インディゴ)と一言でいっても、実は数種類の藍の植物が存在し、例えば徳島の蓼藍は、阿波藍として知られ、沖縄には琉球藍、その他の地域にもインド藍や大青(タイセイ)などがあります。

    日本では、藍(インディゴ)染めの色調を表す呼び名だけで48色あったとも言われ、人々の生活に溶け込み、愛されてきた藍(インディゴ)の歴史が感じられます。

    どうして藍色に染まるの?

    インディゴが藍色に染まるメカニズム

    インディゴが藍色に染まるメカニズム

    藍(インディゴ)の葉の中に含まれる「インジカン」の成分が原料となり「インディゴ」の藍色をつくります。インジカンは、無色透明で、まだ色はありません。

    しかし、水に濡れると葉っぱに含まれる酵素と化学反応(加水分解)を起こし、構造が一部変化し、「インドキシル」という物質に変わります。このインドキシルが今度は、酸素と触れると2つのインドキシルが結合し、「インディゴ」となり、初めて藍色として認識できるのです。

    天然染料“インディゴケーキ”

    インディゴケーキとは?

    インディゴケーキ

    インディゴケーキとは、「沈殿藍」と言われる藍の染料をブロック状にした物です。
    このインディゴケーキは、軽量な上に保存がきき、持ち運びしやすいため、国内以外にもヨーロッパなどに貴重な藍の染料として重宝され、輸出されていました。

    伝統的なインディゴケーキづくり

    藍をたてる

    今も南インドで続く、迫力ある伝統的なインディゴケーキづくり。
    もっと詳しく知りたい方は、「南インド 沈殿藍 天然染料インディゴ(木藍)ケーキの話」をご覧ください。

    伝統と技術を受け継ぐ人々

    沈殿藍

    南インドでは、強い日差しと豊富な雨が良質な藍を育ててくれます。

    この土地で受け継がれてきたインディゴケーキ作りは、この土地ならではの伝統文化です。しかし、1880年の合成染料インディゴの発明で衰退し、ほぼ姿を消してしまいましたが、ヘナ+木藍シリーズで使用する藍づくりと共に伝統的なインディゴケーキづくりも昔のままの姿で守られています。

    ナイアードで使用しているインディゴのこと

    ヘナ+木藍シリーズに使われているインディゴは木藍(もくらん)

    木藍の葉

    ナイアードのヘナ+木藍シリーズでは、マメ科の植物で学名をIndigofera tinctoria、別名:キアイ、ナンバンアイ、インド藍と呼ばれている南インド産の藍(インディゴ)を使用しています。
    ナイアードでは、別名のキアイという名から「木藍(もくらん)」という呼び名で紹介しています。

    南インドの契約農家で栽培

    木藍の刈り取り作業

    2002年に南インドの現地調査に訪れてからすでに22年が経っています。年々増える藍(インディゴ)の需要に合わせ、藍を育ててくれる農家さんも増え、ナイアードの木藍シリーズを支えてくれています。1年草の藍は、毎年種を蒔き、丹精に育ててくれる契約農家の存在があって、初めて成り立つ商品です。

    品質を守るためのこだわり

    水も日差しも豊富な南インドでは、藍(インディゴ)は、年間で数回の収穫が可能です。しかし、葉がしっかり育ち、良質で品質が一番よいと言われる1回目の収穫の葉だけをナイアードでは使用するようにしています。

    また、良質な葉を収穫しても、乾燥する過程でダメージを与えてしまうと品質が落ちてしまうため、最新の注意を払い乾燥させ、粉砕する前の乾燥葉の品質を最終確認することで商品の品質を守っています。

    インディゴ(木藍)がヘナの赤みを抑えてくれる

    カラーバリエーションが可能に

    藍(インディゴ)単体で染めると藍色(青)に染まりますがヘナに配合することで、ヘナの赤茶と藍(インディゴ)の藍色が混ざり合い、白髪を明るめの「茶」から黒髪に引けを取らない「黒」までの色に染めることができます。

    インディゴ(木藍)配合は3種類

    ヘナ+木藍シリーズ

    ナイアードの藍(インディゴ)を配合した木藍(もくらん)シリーズは3種類あり、染め色が「茶」、「黒茶」、「黒」があります。色の調整をしたい場合は、ナイアードの別の色同士を混ぜ合わせて使うことも可能です。

    木藍シリーズの白髪の割合別仕上がり

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    ナイアードのスタッフはみんなヘナ愛用者で、ヘナ歴数年のスタッフから、ヘナ歴20年以上のベテランスタッフまでいます。皆さんのお悩みや疑問にお答えしますので、お気軽にお電話くださいね!快適なヘナ染めのお手伝いをします。

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