ダフネの実

ダ フ ネ オ イ ル
手間ひまかけて作られる貴重なオイル

ダフネ(月桂樹)オイルづくりは、村人が野生の月桂樹から手摘みした実を一昼夜かけて煮て、お湯の表面に少しずつ浮き出すオイルを辛抱づよくすくいあげ、集めて作る、とても手間のかかるオイル。
 その作業はオリーブオイルよりも手間がかかり、とれるオイルの量も少ないため、生産者が限られた地域にしかおらず、生産量も限られたとても貴重なオイルです。

【ダフネの実をとる女性】

村で会った、
ダフネ(月桂樹)の実をとる女性。
エプロンのポケットに、
ダフネの実をあつめていました。
自分の畑以外、
森のものは村の人ならば
自由にとることができます。

ダフネの実をとる村の女性
【ダフネの実をとる】

ダフネの実は
あまり沢山とれるものではありません。
まず、自家用オイルをつくり、
それ以外のダフネの実は
オイル生産者に売ります。

女性2
【ダフネの実を煮る】

ダフネ(月桂樹)オイルを作るには、
まず実を大量に煮ます。
とてもアクが強い実なので、
煮はじめると
水はたちまち
濃い紫がかった茶色になります。

実を朝から煮はじめて夕方頃、
ようやくオイルが水の表面に
浮かび始めるので、
沢山のオイルを作る場合は、
一昼夜かかる大仕事になります。

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【果肉をほぐす】

ダフネオイルは種と果肉に含まれますが、
より良いオイルは果肉に多く含まれます。
そのため、実を煮ている間、
こまめに撹拌して、
果肉が煮くずれるようにして、
より多くのオイルが果肉から
浮き出すようにします。

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【ダフネオイルをすくいとる】

夕方、浮き上がってきたオイルを
すくいとります。
この方法は、
オリーブオイルを集める
方法ととても似ています。
しかし、オリーブオイルが
浮き上がるのが水なのにたいし、
こちらはお湯。
オリーブオイルをとる
冷たさも大変ですが、
湯気や煙の中、
お湯に浮いたオイルをすくいとる
繊細な作業をしなくてはならない
ダフネオイルとりも、難しい作業です。

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【オイルを漉す】

すくいとったダフネオイルには、
煮くずれた果肉や水分が含まれています。
まず、果肉を漉しとります。

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【集まったオイル】

果肉を漉したばかりの貴重なオイル。
100キロの果実から
10〜15Kgのオイルしかとれません。
これは静かに保管すると、
器の底に水が分離します。
分離した後、あらためて、
オイルだけを別の容器に
移して本当の完成となります。

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【機械を使った撹拌】

上の2枚の写真は伝統的な方法ですが、
私達がオイルを買い付ける
生産者の工房では、
撹拌に機械をつかいます。
しかし、オイルのすくいとりと
果肉の漉しとりは手作業。
写真下左端がオイルを漉すメッシュ、
下中央がオイルをすくいとる
フライパンです。

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【ダフネ(月桂樹)オイルの出来上がり】

熱が冷めるとダフネオイルは
粘度の高いオイルになります。
実を煮ている間、
よく撹拌して果肉をほぐし、
丁寧に作ったオイルは
より粘度が高くなります。
色は深緑。
他のオイルに少しだけ加えると
本来の爽やかな淡い緑色があらわれます。
香りは、少し葉に似たスパイシーさに、
青草のようなグリーンの香りと、
わずかに、ローズマリーのような
涼感が混じり、手に塗ると、
ふわりとした涼しさと暖かみを感じます。

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【オイルをとったあとのダフネ(月桂樹)の実】

オイルをとり終わって
鍋から出したダフネ(月桂樹)の実。
果肉はすっかり溶けてなくなり
種だけになっています。
オイルをとり終わった実が
庭に積まれている様子が、
ダフネオイル作りの季節には
村のあちらこちらで見られます。
しかし、この実も廃棄されることはなく、
家畜の餌として利用されます。
特に乳牛に与えると、
牛が健康になるだけでなく、
ミルクが美味しくなり、量も増えるため
とても良い飼料として大切にされます。

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