ヘナで染めた髪を明るくすることはできる?
「ヘナで染めた髪にカラーリングしても大丈夫?」「ヘナとカラーリングを併用しても仕上がりの色に影響はない?」というお問い合わせをいただくことがあります。
ヘナだけのほうが髪や頭皮にとってはおすすめですが、ヘナだけでは全体の髪色を変えることができないため、全体の髪色変えたい場合は併用していただいても問題ありません。
ただし、併用する場合は使用するヘナの種類によって仕上がりに影響が出るケースもありますので、カラーリングも楽しみたい方には知っておいていただきたいポイントをまとめました。
目次
ヘナだけで髪色を明るくすることはできる?
- ヘナには脱色作用がなく、元の髪色に上から色が重なるイメージ
- 黒髪の色を大きく変化させることはできない
- 黒髪は光に当たった時にワントーン明るく見えることも
- 白髪の割合や生え方によって明るく仕上がる
- 今の髪色が明るい人はワントーン明るくできる
ヘナ染めした髪をヘアカラーで明るくすることはできる
木藍シリーズで染めた髪はヘアカラーで明るくするのは難しい
カラーリングする時は美容師さんに相談してください
悩んだ時はお気軽にお電話ください!
- お問い合わせ先
- ヘナ専用LINE公式アカウントもあります
ヘナだけで髪の色を明るくすることはできる?
ヘナには脱色作用がなく、元の髪色に上から色が重なるイメージ
ヘナには、黒髪の黒の色を作り出しているメラニン色素を抜く脱色作用がありません。
そのため、黒髪をヘナで染めても、黒髪の色の上にヘナの色が重なっているだけなので、色の世界で一番強い黒には勝てず、染まってはいますが色の変化はほとんどわかりません。
黒髪の色を大きく変化させることはできない
ヘナは、残念ながら黒髪の色を大きく変えて、明るい色にする一般的なおしゃれ染めと言われる染めは出来ません。黒髪の色を大きく変えるには、黒の色を作り出しているメラニン色素を抜く脱色作用のある薬剤を使用した染めをする必要があります。
黒髪は光に当たった時にワントーン明るく見えることも
ヘナは、髪の毛の主成分であるケラチン(タンパク質)と絡みついて色を付けるため、白髪が染まるようにはっきりわかるわけではありませんが、黒髪も染まっています。では、どのように見えるのか?イメージは、黒のフィルムの上にヘナの染め色のフィルムが重なったような状態です。
室内で見ると色の変化はほとんどわからなくても、屋外のような日の光が強い場所で見ると、染めたヘナの色が見えやすく、黒髪の場合も写真のように全体に明るく見えます。
黒髪といっても地毛の髪色は、人それぞれなので見え方も人によって変わってきます。
白髪の割合や生え方によって明るく仕上がる
「ヘナ100%」や「ヘナ+ハーブ」の商品は、ヘナ本来の色である明るめの赤茶に白髪を染め上げます。白髪の割合が多い方や白髪が固まってある方などは、ヘナ100%やヘナ+ハーブで染めると顔周りを明るく華やかにしてくれ、且つ、草木染めのような軽やかで品のある明るさに染め上げます。
明るすぎず、暗すぎない色がお好みの場合は、「ヘナ+木藍 茶」で染めるのもおすすめです。
今の髪色が明るい人はワントーン明るくできる
ヘナ本来の明るい色で染める「ヘナ100%」、「ヘナ+ハーブ」は、今の髪色に重なって色を染め上げます。そのため、本来の黒髪の色が淡い方やおしゃれ染で髪色を明るく変えている方などは、今の髪色の上にヘナの色が重なり、ワントーン明るい色に染めることができます。
ヘナで染めた髪をヘアカラーで明るくできる
ヘナで染めている髪のベースがヘナのオレンジ色になっている
ヘナ100%またはヘナ+ハーブで染めた髪は、オレンジ色に染まります。白髪だけでなく、黒髪も同じオレンジ色で染まっています。ただ、ヘナの色は黒髪の色に重なると、黒色には勝てないのでヘナの色を確認することはできません。
実際どのように染めっているのかがわかる写真があります。黒髪をヘナで染めたスタッフが一部の黒髪の色を抜く、ブリーチをしました。黒髪の色の下からヘナで染めた色がきれいに現れました。
詳しくは「ヘナで染めた髪をブリーチするとどうなる?」をご覧ください。
メッシュやポイントカラーでヘナの色を活かす
前項でご紹介しましたとおり、ヘナで染めると髪色のベースにヘナの色が入っています。このヘナの色を上手く利用して、メッシュやポイントカラーを楽しむのもおすすめです。
上の画像はおでこのあたりに白髪が集中している女性が赤茶で染めた様子です。メッシュのような素敵な仕上がりになります。これは白髪ですが、ヘナ染めをした髪に部分的にブリーチしたりすると、そこだけヘナの色味が出ておしゃれに見えます。
最近はポイントカラーでヘナを楽しむ人が増えています。
明るくできても希望の色味にならない可能性も…
ヘナで染めた髪をカラーリングで明るくするには、髪のベースにヘナの色が残った状態で施術し、カラーリングを楽しむ必要があります。
通常のカラーリング剤は、髪のメラニン色素を一時的に除去して髪を脱色し、まずは金髪のような色にした髪のベースの上に好みの色を入れ付着させることで好みの髪色に染めます。(ブリーチしないで染めるカラーリング剤もあります)
しかし、ヘナで染めた髪は、メラニン色素の色を脱色してもベースにヘナの色が残るため、この状態からカラーリングの色を重ねて染めなければなりません。そのため、ベースの色とカラーリングの色が重なることで、仕上がりの色がイメージとは違ってくる可能性があります。
カラーリングをする場合は、このヘナの特徴に注意し施術をしてください。また、この後の「木藍シリーズで染めた髪はヘアカラーで明るくするのは難しい」で詳しくご紹介しますが、ヘナ+木藍シリーズの黒茶、黒を使用されている方は、カラーリングで明るい色にするのが難しいためご注意ください。
赤茶のヘナで染めた髪をカラーリングしたスタッフ談
黒髪に赤茶のヘナを使用していた30代のスタッフが美容室で明るめの茶色にカラーリングをしたことがあります。
満足いく仕上がりでしたが、ヘナをしていた髪の部分は、ヘナのベースの色とカラーリングの染め色が若干重なっていて、ヘナをしていなかった根元から数センチの黒髪だった部分には、カラーリングの色が入っていました。
ただ、言われなければわからないぐらいの段差で、気にならない程度のきれいな仕上がりだったそうです。
木藍シリーズで染めた髪はヘアカラーで明るくするのは難しい
ヘナ+木藍シリーズで染めた髪のベースが青色になっている
ヘナの明るさを抑えて、茶、黒茶、黒に染めることのできる「ヘナ+木藍シリーズ」には、ヘナに藍(インディゴ)が配合されています。
ヘナ+木藍シリーズで染めた数か月後にヘナ+ハーブを使ったスタッフがブリーチしてみたところ、画像のように2色になりました。
画像をご覧いただくと分かりますが、オレンジの部分がヘ色が残っている髪で、青緑っぽい部分が藍(インディゴ)の色が残っている髪です。(2種類のヘナを使ったタイミングが異なるため、2色に分かれる結果となりました)
藍(インディゴ)の色が残っている髪にはブリーチを2回しましたが、藍(インディゴ)の色を抜くことはできませんでした。
髪色のベースが暗い色なので明るくすることは難しい
ブリーチをしても髪色のベースに藍(インディゴ)の色が残っていると、その色よりも明るい色に染めることは難しいです。ヘナ+木藍シリーズで染めた方がカラーリングする時は落ち着いた色を選ぶことをおすすめします。
また、カラーリングをする場合は美容師さんにご相談しながら色味を選ぶようにしてください。
ヘナ+木藍シリーズで染めた髪をカラーリングしたスタッフ談
ブリーチした髪の画像でご紹介しましたスタッフですが、色の差が目立たなくなるようオレンジの部分と青緑の部分に違う色を重ねて全体的に同じ色合いになるように仕上げてもらいましたが、青緑の部分に合わせた色しか選ぶことができず、希望していた色にはできなかったそうです。
カラーリングする時は美容師さんに相談してください
ヘナ染めしていることを美容師さんに伝えましょう
ヘナをした髪でもカラーリングは出来ますが、黒髪のメラニン色素を脱色で取り除いてもベースにヘナや藍(インディゴ)の色が残るというのが美容師さんにとっては好みの色に仕上げる際の悩ましい問題になります。
脱色した後の髪のベースが金髪のような色ではなく、ヘナや藍(インディゴ)の色が残っているため、色同士の重なり具合を計算してカラーリングの色を決める必要があり、ヘナ染めへの理解とテクニックが必要だと思われます。
それと同時にカラーリングする際は、してもらう側もそのことを理解し、美容師さんへ相談することをおすすめいたします。
悩んだ時はお気軽にお電話ください!
ナイアードのスタッフはみんなヘナ愛用者で、ヘナ歴数年のスタッフから、ヘナ歴20年以上のベテランスタッフまでいます。皆さんのお悩みや疑問にお答えしますので、お気軽にお電話くださいね!快適なヘナ染めのお手伝いをします。
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電話:042-552-8960
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